サイズ(番手)の選び方!シマノのスピニングリール
スピニングリールを選ぶ場合、まず最初に調べなければいけないことは
釣りに使用する道糸(ライン)の種類と太さと巻上げ量です。
シマノのスピニングリール名称規則
シマノのスピニングリールの名称規則は以下の通りです。
ボディ属性、番、スプール属性、ハンドル属性、ギア属性5つの属性が連結されて、それが名称となっています。
例:C3000SDHHGの場合
C – 3000 – S – DH – HG
ボディ属性 – 番 – スプール属性 – ハンドル属性 – ギア属性
リールのキャパシティ
リールには、キャパシティがあって、どの種類でどれぐらいの太さのラインを
どのくらい巻くか?
ということが、リールによって示されています。
例えば、スピニングリールで3号のナイロン糸を
150m巻く場合、シマノのリールは3000番台
を使用します。
3000番台のリールには、以下に示すように
ラインキャパシティが表示されています。
●通常の3000番台のラインキャパシティ
シマノのスピニングリールの場合、通常のラインキャパシティは
以下のようになります。
●シャロースプール仕様3000番台のラインキャパシティ
シマノのスピニングリール3000番台のシャロースプール仕様
の場合、ラインキャパシティは以下のようになります。
※1:シャロースプールというのは、浅溝タイプのスプールです。
通常のスプールよりも、溝の深さが浅いため、巻けるライン
の量も少なくなります。
シャロースプールの表記は、C3000Sの「S」です。
※2:lbというのは、ポンドというラインの太さを現す単位です。
大まかに4で割ると号になります。
6lb-95mの場合、号に換算すると、1.5号-95mになります。
lb表記は、ルアーをする人には馴染みがある表現方法です。
●ミディアムディープスプール仕様3000番台のラインキャパシティ
シマノのスピニングリール3000番台のミディアムディープスプール仕様
の場合、ラインキャパシティは以下のようになります。
※ミディアムディープスプールというのは、浅溝タイプと
通常タイプのスプールの間の溝の深さです。
通常のスプールよりも少なく、シャロースプールよりも
多い量のラインを巻くことができます。
ミディアムディープスプールの表記は、C3000Mの「M」です。
シマノスピニングリールのラインキャパシティ
シマノのスピニングリールをラインキャパシティ別にまとめました。
ラインキャパシティからおおよその目処をつけて、自分がお気に入りの機種を決める判断材料にご利用ください。
シマノスピニングリールの技術特性
シマノのスピニングリールを対象に主な機種を
抜粋して比較をしました。
金額でいうと、1万円台のものから8万円台のものまでです。
●“HAGANE”ギア・X-SHIP・Gフリーボディ・AR-Cスプールは
比較した全機種に同じものが採用されているので、その他の
違いにより、値段に差が生じています。
尚、全機種とも海水OKなのですが、ナスキーにはS A-RBは採用
されていないようです。
その他の技術特性を比較しながら、値段と相談の上自分のお気に入り
を探していけば、理想のものが見つかるのではないでしょうか?
ちなみに、やっぱり高額なものは、良いに決まっています。
多くの場合、値段と経験から購入するリールを決めると思います。
使って見て、初めてその良さがわかるのだと思います。
でも、買う前にデータを比較して、安いもので十分だという
こともあると思います。
この程度の違いしかないのであれば、私はナスキーで十分
だと思うのですが、いかがでしょうか?
以下に技術特性を解説しているので、参考にしてみてください。
シマノ スピニングリールの技術特性解説
シマノのスピニングリールの技術特性は、以下の通りです。
海水OK
錆を寄せ付けない高性能ベアリング、S A-RB、A-RBの採用
外装の防腐処理
コアプロテクト・Xプロテクト
コアプロテクトとXプロテクトは、両方とも防水効果をアップする機能。
各リールには、どちらか片方が採用されている。
下位機種のリールには、コアプロテクトが装備されています。
上位機種のリールには、Xプロテクトが装備されています。
このことから、恐らくですがXプロテクトの技術の方が高価で
防水効果も高いことが推測できます。
S A-RB
錆を寄せつけないベアリング(A-RB)に、防錆素材でシーリングしたもの。
ナスキー以外は、すべてS A-RBです。
防錆素材でシーリングされているものの方が、防錆効果が高いことは
確かでしょう。
ギア
ギアに対する技術
X-SHIP
X-SHIPは、全てのシマノスピニングリールに使用されている
ようです。(未だ全部調べてないのでわかりませんけど)
“HAGANE”ギア
HAGANEギアは、全てのシマノスピニングリールに使用されている
ようです。(未だ全部調べてないのでわかりませんけど)
マイクロモジュールギア・マイクロモジュールギアⅡ
マイクロモジュールギアとマイクロモジュールギアⅡは、
上位機種の中でも一部のものにしか装備されていません。
マイクロモジュールギアⅡは、ステラに装備されていること
から、マイクロモジュールギアよりも高度な技術が使用
されていることが推測できます。
どちらも、スピニングリール内のギアのかみ合わせを滑らかに
するために、見直しをしてよりスムーズに滑らかにノイズを
低減するための技術のようです。
歯車のかみ合わせの見直しなど、相当な技術ではないかと
思います。
恐らくですが、この技術には相当な金額がかかっているのでは
ないかと推測します。
こちらの技術は、下位モデルには採用されていません。
ボディー
ボディーに対する技術
Gフリーボディ
Gフリーボディは、すべてのリールに対して採用されています。
“HAGANE”ボディ
“HAGANE”ボディとは、上位の一部の機種にのみ採用されています。
CI4+
CI4+は、上位の一部の機種に採用されています。
軽量カーボン素材ということなので、さらに軽量化が
期待できます。
軽さ重視の方には、必須ポイントですね。
サイレントドライブ
サイレントドライブは、一部の上位機種にのみ採用されています。
ボディ全体の基本設計の改善ということなので、これも恐らく
相当高度な技術ではないかと思います。
駆動関連部品の見直し、部品間の微細なガタ、隙間、揺れを徹底的に
排除したということなので、これが採用されている機種はやはり
この分の金額が張りそうですね。
スプール
スプールに対する技術
AR-Cスプール
AR-Cスプールは、軽量化を施したスプールということですが、
全リールに採用されているので、比較の際は意識をしなくても
大丈夫です。
LONG STROKE SPOOL
スプール糸巻き部の幅を長くする。
一部の上位機種にのみ採用されています。
ワンピースベール
極めて硬く傷つきにくい強度を実現した一体成型の極細形状ベール。
ということですが、ほとんどの機種に採用されています。
一部の下位モデルには、採用されていません。
NEW マグナムライトローター
NEW マグナムライトローターは、上位機種にのみ採用
されています。
但し、ステラには採用されていません。
- ベールリターン機構を取り付けカム側に移植したことによるラインローラーの軽量化
- ベールのチタン化
- ローター肉厚の最適配置による最大約14%もの回転慣性の低減
ドラグ
ドラグに対する技術
リジッドサポートドラグ
リジッドサポートドラグは、一部の上位機種にのみ採用。
- スプール支持を強固
- スプールの遊びやフラツキを抑える
- 安定したラインの送り出しが可能
ラピッドファイアドラグ
一部の上位機種に採用されている。
但し、ステラには採用されていない。
瞬時にドラグ調整ができるようなので、それに向けたニーズがある
機種向けのようです。
リジッドサポートドラグと併用している機種もあり。
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